多くの人が口にしたことがある、美味しいポテトチップス。
コンソメ・のり塩・醤油バターなど味のバラエティーが豊富で、ついつい一袋完食してしまったり。
しかし、そんな大人気のお菓子を食べて病院に搬送されるニュースが!
激辛ポテトチップスを食べた高校生が救急搬送!
2024年7月16日(火)、東京都大田区にある都立六郷工科高等学校でそれは起こりました。
ピンク色のパッケージに大きく「18禁」と書かれた激辛ポテトチップスを食べた高校1年生の男女15人(女子生徒14人・男子生徒1人)の内、14人が病院に救急搬送されました。
実際ポテトチップスを食べた生徒は33人とのこと。
まともに座っていられる状態ではなく、車いすに乗せられ移動する生徒もいたようです。
原因はポテトチップスに含まれる唐辛子の「カプサイシン」という辛味成分の過剰摂取とみられています。
全員意識はあり、命に別条はないとのことですが、それぞれ口や胃が痛いなどの不調を訴えている様子。
警視庁が生徒たちから事情を詳しく聞くなどして調べているようです。
激辛なものを食べたことによるニュースは他にも
・2023年9月 アメリカ。
SNSの挑戦企画に参加した当時14歳の少年が、激辛トルティーヤチップスを食べ、心肺発作を起こし死亡。
もともと心疾患を患っていたとのことですが、発作への引き金となってしまったようです。
激辛なものを食べると、どうなっちゃうの!?
激辛味のものを食べてびっくりした体は、血圧や脈拍が上がります。慌てた体が元の状態に戻そうとすることで、「迷走神経反射」というものが起きます。
上がった血圧や心拍数を元の状態に戻そうとするので、脳への血流が少なくなり意識を失ったり、眩暈を起こすことがあります。
また過度に辛い物を摂取した場合、以下のような症状も出る可能性があります。
- 舌がヒリヒリとしびれたようになる
- 消化管に炎症を起こす(胸やけ・胃酸逆流・腹痛など)
- 食道の損傷
- 嘔吐・吐き気
- 胸痛・動悸
- 鼻水が出やすくなる
- 睡眠の質の低下
世界の危険すぎる激辛唐辛子
広い広い世界の中で、「世界トップレベル」と言われている唐辛子があります。
辛さの単位はスコヴィルと言いますが、一般的なタバスコでも2.500~5.000スコヴィル。
その他にどんな種類があるのかというと。
1位 キャロライナ・リーパー
(1.600.000スコヴィル)
2位 トリニダード・スコーピオン・テイラー
(1.500.000スコヴィル)
3位 ブート・ジョロキア
(1.000.000スコヴィル)
4位 ハバネロ
(100.000~450.000スコヴィル)
5位 スコッチ・ボネット
(100.000~350.000スコヴィル)
もう桁数が段違いですね。
私はハバネロくらいしか分かりませんでしたが、一体どんな料理に使われるのか・・・。
お・ま・け
辛い物を食べた人が「水!水!」と言って水をがぶ飲みするシーンは見たことがあるでしょうか?
しかしながら辛さ成分は「水」には溶けないのです!
対処法として、牛乳やヨーグルトなどの乳製品が辛さを和らげることが挙げられています。
辛い物を食べる際は、マイルドな味わいの乳製品をお供に置いておくと良いかもしれませんね。
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